第8回自分の庭のように中島公園さんぽ。

酒井	心を洗って、雑念を振り払って。
－－	で、最後は中島公園。
酒井	地図の７番に行く前に、鴨々川のほとりのベンチに座って、「はちわか」のお弁当を広げてみるのもいいと思いますね。
－－	ようやく食べられるんですね（笑）。
酒井	ようやく（笑）。鴨々川も描きたかったですけど、割愛です。
－－	天気のいい日は外でお弁当食べるのは気持ちがいいですよね。ここで心おきなくお弁当を食べましょうと。そうそう、以前わたしが食べたお弁当の写真がありました。

－－	美味しかったです。
酒井	ボリュームありますねー。満腹になったところで、またちょっと散歩してみましょう。この続きで中島公園を歩くっていうのもいいと思いますけどね。
－－	この絵のポイントは。
酒井	ここから見る風景がいいんですよね。園路沿いに桜がずらっと並んでいて、道がゆるやかにカーブしている。
－－	はい。
酒井	園芸市の時期だったので若い人たちがふつうに袋にぶらさげて鉢を買いに来ていました。近所の人が買いに来ているんだ、って生活を一瞬感じました。
－－	そうか、近所の人にとっては、中島公園も近所の公園ですものね。
酒井	周りにけっこう住宅地がありますからね。
－－	そうですね。
酒井	遠くからわざわざ来てる人もいると思うんですけど。ふつうに親子でビニールをぶら下げて買って、散歩している帰りに買ってるっていう人もいたので、そんなようすが面白かったなあって。向こうには高層マンションも見えるし。
－－	タワーマンションも増えましたね。いいなあ、住んでる人にとっては中島公園は最高の借景ですよね。
酒井	「この景色は俺のもの」って、ワイングラスを回して見てるでしょうよ（笑）。
－－	ガウンも着てるでしょうよ（笑）。まあ、そんなことはないと思いますけど。そして、ここからの帰りは、交通機関もいろいろありますね。
酒井	市電「行啓通」電停まで戻って乗ってもいいし。中島公園まで行けば地下鉄駅もあるしね。

－－	さて。このくらいまででどのくらいかかりましたか。
酒井	ゆっくり歩いて弁当食べて、２時間くらいかな。最初のところで長くなるかどうかで大きくプランが違うけど。
－－	途中で退屈することがないですよね。見るものがいっぱいあるし。
酒井	お店に寄ってみたくなりますし、どこかで珈琲を飲むのもいいと思いますしね。
－－	そうですね。珈琲が飲める店もちょこちょことありますしね。酒井さんは、今度は何をしに行啓通に行きたいですか。
酒井	まだ実現してないので「ZILL」でランチするのと、山鼻屯田記念会館のおじさんと話をするのと（笑）。「鳥魚」っていう居酒屋には１回行きました。あそこ、いいですね。

－－	わたしも一度だけなんですけど、おいしかったです。
酒井	わざわざ来てるみたいですね、サラリーマンたちが。目の前で焼いてくれるじゃないですか。あれ、良かった。その後で「ハピスケ舎」に寄りました。行啓通に飲みに行くっていうのもいいですね。
－－	じゃあ、酒井さんは休みの日にはZILLに行くのと、山鼻屯田記念会館のおじさんに会いに行くのと。
酒井	それから、夜の街歩きを。行啓通で！